L　o　s　t　-　L　e　s　s ・・・闇の無い世界を幻視する。 きっとその世界には光を観測するモノが無い。 闇を排斥するには、モノが在ってはならないから。 ・・・光の無い世界を幻視する。 きっとその世界には闇を観測する術が無い。 光を排斥すれば、モノは観測の術を失うから。 ・・・だから、その少年と少女は片割れる事無く、永遠に在り続ける。 されば、 ｢流れてゆきなさい｣とは、｢失うまで逃がさない｣とは、 一体誰に向けられた言葉なのだろうか。 -　　N　o　t　e　s　　- 幻想楽団SoundHorizonさんのアルバム｢Lost｣より、少年と少女。 少年と少女の解釈には諸説在るとは思いますが、 単純に少年を心の闇、少女を心の光と位置付けると、 この二人はどー頑張っても相手をLostできないよね・・・ みたいな事を考えたのが始まりでした。 作中では少年は悪、少女は善っぽく描かれているように思えましたが、 結局の所、僕らはどちらかに傾倒する事はあってもどちらかを完全に排斥する事はできず、 折り合いをつけて生きていくのでしょう。 †　　†　　† CDのジャケットを見ながら描きましたが、 なかなかイメージが掴めずに時間ばっかりかかってしまいました。 少年の服は何故ずり落ちないのか、それだけが気がかりです(笑)。 2005.08.02 - Next    [ HanKen - Sound Horizon ]   - Prev X Close